日本ペイント、低燃費型船底塗料の新製品「A-LF-Sea」を市場導入
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同社が2007年に本格市場導入した「エルエフシー」は、マグロの皮膚にヒントを得た生体模倣技術に最大の特長があり、この生体模倣技術が生かされた「エルエフシー」で塗装された船舶は、従来品比較で約4%の燃費が改善され、燃料の重油使用量減少に伴い、CO2排出量も削減できる効果が実証されており、2013年3月末現在でその採用船舶数は790隻に上る。
この「エルエフシー」の性能をさらに改善し、燃費低減を6ポイントアップの最大10%にまで引き上げたのが、2009年秋から開発に取り組み、この4月から発売された「エーエルエフシー」だ。
今後、日本ペイントマリンでは、日本と、中国、韓国、シンガポール、マレーシア、香港、台湾などの海外現地法人を通じて「エーエルエフシー」の採用を積極的に働きかけ、2015年度には年間300隻の採用を目指している。
《平泉翔》