飯野海運3月期決算、外航海運事業が好調で黒字転換

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飯野海運、オイルタンカー「KOHO I」
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飯野海運が発表した2013年3月期の連結決算は、経常利益が22億5900万円と黒字に転換した。前年同期は4億6400万円の赤字だった。

売上高は同10.3%増の860億2100万円と増収となった。営業利益は同207.5%増の48億7900万円と大幅増益となった。

海運業では、燃料油価格の高騰や市況の低迷などがあったものの、既存契約見直しによる改善、配船の効率化、減速航海による燃料費削減などに取り組んだほか、円安による収益改善効果もあって増収増益となった。

外航海運事業で原油タンカー、プロダクトタンカーは、支配船腹の大半を中長期契約に継続投入することで、安定収益を確保した。ケミカルタンカーは、前半に景気後退の影響もあり、中東積み契約数量が落ち込んだものの、期後半には中東積み輸送量の回復に加え、東南アジアからインドやパキスタン向けの新規輸送契約を獲得することで、安定的に推移した。

また、大西洋と南米を中心に運航するジョイントベンチャーも安定した輸送量を確保できた。

大型ガスキャリアでは、LPGキャリアは竣工した2隻の新造船の中長期契約の締結と、既存船の契約を有利に更改した。LNGキャリアも、既存の長期契約への投入により安定収益を確保した。

ドライバルクキャリアは、石炭専用船や木材チップ専用船での長期契約に加え、数量輸送契約による収益安定化と、中東・南米向け配船の拡充による収益向上を図った。昨年6月に開設した大連駐在員事務所での情報収集により、中国向け穀物や中国積み鋼材などでも輸送実績を確保した。

経常利益が大幅改善したことから、前年同期42億9400万円の赤字だった当期損益は、11億6600万円の黒字となった。

今期の通期業績見通しは、売上高が同1.1%増の870億円、営業利益が同0.4%増の49億円、経常利益が同50.5%増の34億円、当期純利益が同243.0%増の40億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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