トヨタ豊田社長「真の競争力を持った会社にリボーンさせる」
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ただ、豊田社長が考える会社になったかというと、まだまだのようだ。「ようやくそのスタートラインに立てただけ、やっと前を向いていけるんだというわくわく感を感じている。今後もさらにいいクルマづくりを進め、持続的な成長ができる、真の競争力のある会社にリボーンできるように磨きをかけていきたい」
そして、この1年をかけて、従業員、仕入れ先、販売店と一緒になって、真の競争力のある会社とはどういうものか考えていくという。と同時に生産性の向上とすべての分野でのリードタイム短縮に取り組んでいく。「このことを愚直に続けていくことによって、本当の意味での真の競争力の答えが出てくるのではないかと思う」と豊田社長。
13年3月期連結決算で大幅な増収増益を達成したトヨタだが、真の競争力を持った会社にリボーンするのはまだしばらく時間がかかりそうだ。
《山田清志》