トヨタ小平副社長「全体としての効率性をさらに高めるということに尽きる」

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トヨタ自動車2013年3月期決算会見
トヨタ自動車2013年3月期決算会見 全 6 枚 拡大写真

トヨタ自動車の小平信因副社長は、リーマン・ショック前の2008年3月期に記録した水準まで利益を回復する条件として「全体としての効率性をさらに高めるということに尽きると思っている」と述べた。

小平副社長は5月8日に都内で開いた決算会見後の囲み取材に対し、「今までもずっとやってきたが、まずは商品力をさらに強化して、お客様にお求め頂けるよう、商品をしっかり造っていく。その中で原価をしっかり低減し、それで全体としてさらに効率性の高い経営をやっていくということが第一と思う」と指摘。

さらに「設備投資についても、リーマン・ショックの時の反省を踏まえて、効率的にしたいということで、原単位4割削減でやってきた。そうしたことをさらに追求をして固定費を削減していくこと、全体としての効率性をさらに高めるということに尽きる」と述べた。

また今期の連結営業利益予想1兆8000億円の達成に向けては「原価低減、今までやってきたことをさらに突き詰めて、愚直にやっていくということ。何かこれをやれば更に抜本的に良くなるというようなものはない。それぞれの分野でしっかり努力を積み重ねていく」と強調した。

トヨタは2008年3月期に営業利益2兆2703億円、当期純利益1兆7178億円を記録している。

《小松哲也》

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