GSユアサ通期決算、車載用LIB不振で大幅減益

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GSユアサ・産業用リチウムイオン電池モジュール「LIM30H-8A」
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GSユアサが9日発表した2013年3月期通期連結決算は、営業利益が前期比39.0%減の97億7500万円で、大幅減益となった。

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国内ではエコカー需要の増加や電力の全量買取制度などを背景に、新車用自動車電池や電源装置の販売が増加したが、欧州債務危機に起因する景気後退などにより欧州での販売が減少したこと、電気自動車向け車載用リチウムイオン電池の販売が減少したことなどにより、売上高は同3.8%減の2745億0900万円となった。

鉛電池を中心とした国内外の既存事業は堅調に推移したが、電気自動車向け車載用リチウムイオン電池の売上高の減少及び償却費の増加などにより、収益を圧迫。経常利益は同31.9%減の122億5800万円、最終利益は車載用リチウムイオン電池設備の減損損失を計上したことや、税金費用及び少数株主損益を計上したことにより、同50.8%減の57億6700万円となった。

今期の業績予想は、一部海外グループ会社を連結対象子会社化することもあり、連結売上高が前期比27.5%増の3500億円、営業利益が同63.7%増の160億円、経常利益が同38.7%増の170億円、最終損益は同73.4%増の100億円となる見通し。

《纐纈敏也@DAYS》

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