東武野田線用60000系登場…省エネ・Wi-Fi対応、週末は4形式に

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野田線用新型車両60000系 南栗橋車両管区七光台支所 2013年5月
野田線用新型車両60000系 南栗橋車両管区七光台支所 2013年5月 全 21 枚 拡大写真

東武鉄道が10日に報道公開した野田線用新型車両60000系は、同線の活性化を狙い、VVVFインバータ制御やLED照明、無線LAN(au Wi-Fi、Wi-Fiスクエア Wi2 300)が搭載された省エネ・サービス向上が図られている。

同社50000系などと同様、日立製作所「A-train」がベースの60000系。東武グループのカラーであるフューチャーブルーを巻き、ドア脇に野田線の新たなイメージカラーとなるグリーンが入り、先頭形状は野田線オリジナルの個性的フェイスで登場した。

アルミ合金車体やVVVFインバータ制御、LED照明(室内灯や前照灯など)などを採り入れることで、現在運転されている白地にブルー帯の80000系(鋼体ボディ)に比べ、電気使用量を約4割削減されるという。

客室は、50000系などと同じく車内案内用液晶ディスプレイが設置され、駅名などが日本語・英語・ひらがな・中国語・韓国語と表記される。貫通扉(隣の車両に移るさいに使用する扉)は、一枚ガラスとなり、明るい雰囲気に。このガラスには、野田線沿線の8市の花木のイラストが描かれている。

また無線LAN環境は、報道公開時には確認できなかったが、「ご利用可能なプロバイダ」と記されたステッカーには、au Wi-FiとWi-Fiスクエア Wi2 300の2種類が表示されていた。

運転台には、野田線初のT型ワンハンドル主幹制御器とLCD表示器(2画面)を採用。8000系のものに似た速度計がLCD表示され、右画面にはドア開閉などの車両状態が表示される。どちらかの画面に不具合が生じた場合は、もういっぽうの画面がバックアップする機能を持ち合わせている。

これまで白地にブルー帯の8000系の“独壇場”だった野田線。昨年12月からは展望列車「スカイツリートレイン」が週末を中心に走り出し、さらにステンレス車10030系も加わった。6月から60000系の運転が開始されると、週末などには4種類の車両が走る路線へと変わろうとしている。

《レスポンス編集部》

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