神戸製鋼、北米で自動車用冷延ハイテンの連続焼鈍設備の営業運転を開始

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神戸生鋼所と米国のUnited States Steel Corporation(USS)との合弁事業である北米での自動車用冷延ハイテンの製造拠点プロテック社は、年産50万ショートトンの能力を有する自動車用冷延ハイテンの連続焼鈍設備の建設工事が完了し、営業運転を開始した。

現地時間5月13日に行われた竣工式には、神戸製鋼から川崎博也社長が、またUSS社からJohn P. Surma会長が、プロテック社からByran P.Vaughn社長が、それぞれ出席。また、デトロイト3や日系の自動車メーカー各社を始め、金融関係、州政府や地元関係者などの招待者も含めると合計で約300名が出席した。

今回新たに営業運転を開始した連続焼鈍設備は、ウォータークエンチ(WQ,水焼入れ)装置に加え、超高速ガスジェット(GJ)冷却装置も併設した最新鋭の連続焼鈍設備。自動車分野で採用されている多様な冷延ハイテンが製造できるだけでなく、加工性を飛躍的に向上させた次世代製品についても対応可能となっており、引張強度590Mpa以上のハイテンを中心に製造していく。

同社は今後、780MPaや980Mpa以上の超ハイテンの生産も視野にいれており、燃費向上やCO2削減に繋がる自動車部品の高強度化・軽量化に貢献していくとしている。

《村尾純司@DAYS》

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