いすゞ、今期営業利益予想1800億円…2期連続の最高益更新へ

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いすゞ自動車 細井行社長
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いすゞ自動車は5月14日、2014年3月期の連結営業利益が前期比38%増の1800億円になるとの見通しを発表した。2期連続の過去最高益更新を見込む。

細井行社長は同日、都内にある本社で行った決算会見で「若干、中国の伸びが当初、我々が想定していたよりもあまり伸びていない。中南米もあまり良い状況ではない」としながらも、「ASEAN、国内を中心にして先期よりも台数的を伸ばす想定をしているのと、為替が円安に振れている影響で各段階利益が先期に引き続き最高益になる」と説明した。

今期の車両販売計画は前期比6.2%増の56万7000台で、このうち国内が同0.2%増の6万3000台、海外が同7.0%増の50万4000台を見込んでいる。為替レートは対ドルで13円円安の95円、タイバーツは0.5円円安の3.2円を想定するなど、為替変動で営業利益を250億円押し上げるとしている。

また細井社長は「2014年3月期が中期経営計画の最終年度になるが、利益は1年前倒しですべての項目で達成できた。また2014年3月期にはネットの有利負債も達成する状況」と述べた。

いすゞは2011年に策定した中期経営計画で2014年3月期に売上高1兆8500億円、営業利益1300億円を目標に掲げていた。有利負債など財務面での目標指標は公表していない。いすゞの今期の売上高予想は前期比16%増の1兆9200億円となっている。

《小松哲也》

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