広島電鉄3月期決算、大河ドラマ「平清盛」効果で増収増益

鉄道 企業動向

広島電鉄が発表した2013年3月期連結決算は、経常利益が前年同期比14.7%増の11億1200万円と大幅増益となった。

売上高は同14.4%増の416億1600万円と増収となった。建設業の工事受注が減少し減収となったものの、運輸業、流通業、不動産業、レジャー・サービス業が増収となった。

収益では、呉市交通局からのバス路線の承継により運輸業の営業費用が増加したものの、大河ドラマ「平清盛」の放映効果で宮島への来島者数増加などが寄与し、営業利益は同7.8%増の14億3700万円と増益となった。純利益は、呉市交通局からのバス路線承継や芸陽バスの連結子会社化によりバス路線運行補助金など特別利益が増加したこともあって同9.1%増の13億8700万円だった。

今期の通期業績見通しは、「平清盛」の放映効果が一巡し、宮島への来島者が減少することが予想されるため、運送収入の減少を見込んでおり、売上高が同3.5%減の401億5000万円と減収となる見込み。

収益では、運輸業での車両の代替、施設の改修による減価償却費の増加、原油価格の上昇に伴う燃料コストの増加などが予想され、営業利益が同51.3%減の7億円、経常利益が同64.1%減の4億円、純利益が同13.5%減の12億円を予想する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタの最高峰、新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…ブランド新戦略発表
  2. 新型センチュリークーペ、6輪のレクサス『LS』、次期カローラにミゼットも…トヨタが「ジャパンモビリティショー2025」出展車両を公開
  3. マツダ、クーペコンセプトと新型『CX-5』初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. ホンダ『CR-V』にハイブリッド、日本発売に先駆けプロトタイプ公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. レクサス『IS』改良新型、新フェイスの実車を初公開…米国仕様は「F SPORT」のみ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る