ロッキード・マーチン、新しい空中発射ミサイルターゲットの試作機のテストに成功

航空 テクノロジー
eMRBMのプロトタイプターゲット
eMRBMのプロトタイプターゲット 全 2 枚 拡大写真

ロッキード・マーチンは5月13日、アリゾナ州ユマの試射場にて、米国ミサイル防衛局(MDA)と共に実施した、プロトタイプの空中発射延長中距離弾道ミサイル(eMRBM)ターゲットのテストに成功したことを発表した。

このテストでeMRBMのプロトタイプターゲットは、アメリカ空軍のC-17のカーゴベイより2万5000フィートの高度から投下された。そしてシステムのパラシュートが開き、試作機は無事に搬送投下システムから分離した。この試作機は推進装置を持たないミサイルターゲットのレプリカで、今年の終わりに予定されているeMRBMの初飛行の準備の為の、搬送投下システムと空中装置のテストに用いられた。

ロッキード・マーチンは米国ミサイル防衛局の、兵士達に現実的なシナリオでの弾道ミサイル防衛システムのパフォーマンスに対する経験を積ませる目的の為に、空中発射eMRBMターゲットを開発している。

「この新しいターゲットは、現実的な脅威を提供するようにデザインされ、それは作戦実行環境で遭遇する弾道ミサイルターゲットに対するミサイル防衛システムの開発にとって必要不可欠な要素である」とロッキード・マーチンのミサイル防衛システムの副社長兼、戦略とミサイル防衛システム代表のジョン・ホーリー氏は語った。

2013年の終わりに予定されているeMRBMターゲットのテストでは、今回のテストで使用されたようなレプリカではなく、実際に推進装置を装備したロケットのターゲットが使用され、ミサイル防衛システムはその弾道ミサイルを空中で迎撃することとなる。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  5. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る