電気ブレーキ技術、特許総合力トップはトヨタ…パテント・リザルトまとめ

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ブレーキ・バイ・ワイヤー(電動ブレーキ)技術に関する調査
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パテント・リザルトは、国内に出願されたブレーキ・バイ・ワイヤー(電動ブレーキ)技術に関する調査をまとめた。

ブレーキ・バイ・ワイヤーは、従来のブレーキペダルとブレーキをケーブルなどで機械的に繋いだものではなく、ブレーキペダルを踏む圧力を電気信号に変換し、モーター・アクチュエーターでブレーキを作動させるシステム。同調査ではブレーキ・バイ・ワイヤー関連技術の特許を集計し、各個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」をベースとして、特許の質と量から総合的に見た評価を行った。

その結果、総合力ランキングでは、1位トヨタ自動車、2位から4位は僅差でホンダ、日立オートモティブシステムズ、アドヴィックスとなった。

1位のトヨタ自動車は、総合力、有効特許件数ともに2位以下の企業を大きくリード。同社の注目度の高い特許としては、「制動制御装置の電源が失陥した際でも油圧を供給可能とし、適正な制動力を確保する技術」などが挙げられる。

2位ホンダは、「電動駐車ブレーキ駆動手段の作動頻度を低減させることでノイズの抑制や耐久性を高める技術」などが、3位日立オートモティブシステムズは、「エンジンルーム内のレイアウト向上のためにストロークシミュレーターとモータの配置を工夫した技術」などが、4位アドヴィックスは「ストロークシミュレーターを構成する部材の配置や荷重設定に関する技術」などが注目度の高い特許として挙げられる。

《纐纈敏也@DAYS》

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