試乗用の高級車を乗り逃げした男、GPSが居場所を知らせて逮捕

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「試乗する」と偽り、岡山県倉敷市内にある自動車販売店から高級乗用車を盗み出したとして、岡山県警は15日までに同市内に在住する25歳の男を逮捕した。福岡県の親族宅に向かっていたとみられ、逮捕時の所持金は800円だったという。

岡山県警・倉敷署によると、逮捕された男は14日の午後0時10分ごろ、倉敷市中庄付近にある高級車販売店を訪れ、従業員に対して「30分ほど試乗したい」と偽り、試乗用の高級乗用車(790万円相当)を乗り逃げした疑いがもたれている。

2時間が経過しても男が販売店に戻らないことから、従業員がクルマに搭載されたカーナビの位置情報を検索したところ、クルマは広島県内を西へ向かって走行していることが判明。盗まれたと判断して警察に通報した。

同署は位置情報を基に追跡を開始。同日の午後6時30分ごろ、約180km離れた山口県岩国市内にあるスーパーマーケット駐車場でクルマを発見。近くにいた25歳の男に職務質問したところ、窃盗容疑を大筋で認めたことから緊急逮捕した。

調べに対して男は「カネを貸してもらうため、福岡県にいる祖母のところに行こうとしていた」などと供述。逮捕時の所持金は約800円だったという。男はクルマがGPSによって追跡されていることはわかっていなかった。

《石田真一》

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