米国ATK、自社生産の遮熱材を用いたアトラスVロケットが打ち上げ成功

宇宙 企業動向
アドラスVロケット
アドラスVロケット 全 2 枚 拡大写真

ATKは5月16日、自社製ハードウェアを供給するユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のアトラスVロケットがケープカナベラル空軍基地から打ち上げに成功したと発表した。ロケットはアメリカ空軍の測位衛星「GPS IIF-4」を搭載している。

GPS IIF-4はULAの事業者であるボーイング社が受注契約に基づいて打ち上げた4番目の衛星。GPS IIFはGPS衛星群の最新化を担う一方、位置調整・ナビゲーション・計時の各サービスを軍事・非軍事用問わず提供する。

「我々はGPS IIF-4の打ち上げを可能にするテクノロジーを供給していることを光栄に思っている。民生用もそうだが、米軍兵士や同盟国の能力強化をもたらすだろう」とブレーク・ラーソンATKグループ会長は述べた。

ATKはアトラスVロケット用に直径10フィート(約3メートル)の複合材料を用いた遮熱材を供給している。ATKの複合構造を用いたアトラスVの打ち上げは今回で38回目。

ATKは米国バージニア州アーリントンに本社を置く航空宇宙・軍需企業。21州・プエルトリコ・海外で事業を展開している。

《日下部みずき》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型試乗】「カッコよさ」盛り込んだ軽ハイトワゴンの逆襲…中村孝仁
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る