フランスの自動車大手、ルノーは5月16日、「FIAフォーミュラE選手権」のテクニカルパートナーになる契約を締結したと発表した。
2014年に開始されるFIAフォーミュラE選手権は、FIA(国際自動車連盟)が新たに導入するEVレーシングカーによるモータースポーツ。イコールコンディションのEVフォーミュラマシンを使用する。
このFIAフォーミュラE選手権に関しては、すでに英国のマクラーレングループに属し、全てのF1チームに電気系の制御装置を納入しているマクラーレン・エレクトロニック・システムズ社が、EVパワートレインを独占開発することが決定済み。モーターの出力などは発表されていないが、パフォーマンスに関しては、フォーミュラ3と同等レベルになる見込み。
ルノーは今回、フォーミュラEを主催するフォーミュラEホールディングとスパークレーシングテクノロジー社との間で、FIAフォーミュラE選手権のテクニカルパートナー契約を締結。FIAフォーミュラE選手権の技術面でのサポートを、ルノーが他の数社とともに行い、全マシンにはルノーのロゴが掲出される。
ルノーグループのフィリップ・クレイン上級副社長は、「すでに我々はゼロエミッションモビリティを推進してきた。フォーミラEは、我々の優れたEV技術を披露する最高の機会」とコメントしている。