ボーイング、BBJ 3ビジネスジェットをEBACEにて初の展示

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BBJ 3ビジネスジェットの内装
BBJ 3ビジネスジェットの内装 全 3 枚 拡大写真

ボーイングは5月20日、ボーイング・ビジネスジェット(BBJ)が、スイスのジュネーブで開催中の2013年度EBACE(欧州商用航空会議及び展覧会)で、同社のBBJ 3を初めて展示することを発表した。

ボーイング737-900ERをベースにしたこの飛行機は、スイスのバーゼルにあるジェット・エイビエイションによってカスタムVIPインテリアが装備された。BBJ 3は現在売りに出されており、その為に外装は塗装されていないグリーンのままで、新しいオーナーによって選ばれる装いのために用意が整っている。

BBJ 3の航続距離は他の同じクラスのビジネスジェットのそれを大きくしのぎ、航空機は直接の競争相手に比べ1500海里長い(3時間)、4900海里を飛行することができる。

「BBJ 3の航続距離のアドバンテージは、この航空機が直接の競争相手に対して7対1の割合で多く売れている理由である。我々の顧客は素晴らしいパフォーマンスの航空機を、世界中でビジネスを行うことを可能にする為に要求する」とボーイング・ビジネスジェットの社長、スティーブ・テイラー氏は語った。

BBJ 3はまた、他のビジネスジェトが8000フィートで客席の空気に圧力を与えるのに対し、6500フィートの低い高度でエアを圧縮するという特徴を持つ。これはBBJ の乗客が時差ボケを感じることなく、リラックスした爽快な気分で目的地に到着することを可能にする。

客席のインテリアは明るい高光沢の西洋カジカエデと、入り口のパネルと統合された手作りの寄木細工の木工品で仕上げられている。キャビンは大きなメインラウンジとスタッフの為の小さなエリア、ダイニングルームとシャワー付きのバスルームとクイーンサイズのベッドを配したベッドルームを持つ。

ジェット・エイビエイションは1978年から、2ダースのボーイング商用及びプライベート航空機のインテリアを手掛けて来た。

展示中のBBJ 3は、38人の乗客と8人の乗務員を運び、230個の手荷物を収容する大きな荷室を持つ。

現在まで7機のBBJ 3が注文され、その内の3機は契約が完了し、4機はサービスに入っている。次の飛行機は6月1日にサービスに入ることが予定されている。

《河村兵衛》

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