5月20日(現地時間)、ドイツで決勝レースを迎えた第41回ニュルブルクリンク24時間耐久レース。激戦を制したのは、メルセデスベンツ『SLS AMG GT GT3』だった。
今年で41回目と、長い歴史を誇るニュルブルクリンク24時間耐久レース。メルセデスベンツチームにとって、同レースでの総合優勝は初めて。
今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースは、大波乱の展開。レース開始から6時間後の夜、雨天と霧により9時間30分に渡ってレースが中断。翌朝になってレースは再開し、着実に順位を上げたメルセデスベンツSLS AMG GT GT3の9号車、ブラックファルコンレーシングのベルント・シュナイダー/ジェローム・ブリークモレン/シーン・エドワーズ/ニッキ・ティーム選手組が、レースを制した。
中断のため、今年のニュルブルクリンク24時間耐久レースは、14時間30分、88周でチェッカーフラッグが振られた。これは、同レースの歴史で最も短いもの。
DTM(ドイツツーリングカー選手権)でお馴染みのベルント・シュナイダー選手は、「夢がかなったよ。現役中に、どうしても勝ちたかったレース、ほぼ全てを制することができた」とコメントしている。