BMW と ピニンファリーナのグランルッソクーペ…8シリーズ 再来の可能性も

自動車 ニューモデル 新型車
1989年に発表されたBMW8シリーズ
1989年に発表されたBMW8シリーズ 全 2 枚 拡大写真

BMWが5月24日、イタリアで開幕する「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」で初公開するコンセプトカー、『ピニンファリーナ・グランルッソクーペ』。同車と市販車との関連性はあるのか。

ピニンファリーナ・グランルッソクーペは、BMWグループとイタリアのデザイン工房、ピニンファリーナが共同開発するワンオフのコンセプトカー。BMWは昨年の同イベントにおいて、ザガートと共同開発したBMW『ザガートクーペ』を初公開。今年はピニンファリーナと協力。BMWのデザインの新しい方向性を提示したのが、ピニンファリーナ・グランルッソクーペとなる。

現時点では、ピニンファリーナ・グランルッソクーペの詳細は公表されていない。ただしBMWは、「V型12気筒エンジン」というキーワードと、「大型クーペ」を連想させるイメージスケッチを公表した。

ここで気になるのは、ピニンファリーナ・グランルッソクーペと市販車との関連性。BMWの大型12気筒クーペといえば、1989年に発表された『8シリーズ』がある。トップグレードの「850i」は、リトラクタブルライトを備えた流麗なボディのロングノーズに、最大出力300ps、最大トルク45kgmを引き出す5.0リットルV型12気筒ガソリンエンジンを搭載。250km/h(リミッター作動)の性能を誇った。

しかし、このV12搭載車は1998年、8シリーズのラインナップから落ち、8シリーズ自体も1999年に生産を終了。それから14年が経過した。「i」ブランドの『i8』が8シリーズ後継との見方もあるが、BMWブランドからは8シリーズ後継車は発売されていない。

果たして、グランルッソクーペが8シリーズ後継車を示唆したコンセプトカーになるのか。BMWのラインナップの頂点に立つイメージリーダーとして、8シリーズの再来は十分に考えられる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 【アウディ A3 新型試乗】アウディらしい闊達なスポーティさが持ち味…島崎七生人
  3. 日産、追浜工場の跡地活用計画、9月末までに決定へ[新聞ウォッチ]
  4. クラッチ操作不要のホンダ「Eクラッチ」がレブルに搭載! SNSでは「運転マジ楽しい」「マジ助けられた」など高評価の声
  5. BMW『8シリーズ』初代オマージュの「エディション M ヘリテージ」登場、世界限定500台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る