JR北海道、流山温泉駅の200系を撤去…北海道新幹線建設決定で「役割終えた」

鉄道 企業動向
4月までに営業運転を終了したJR東日本の200系。北海道の流山温泉駅に設置されていた200系3両の廃車体も撤去、解体されることになった。
4月までに営業運転を終了したJR東日本の200系。北海道の流山温泉駅に設置されていた200系3両の廃車体も撤去、解体されることになった。 全 1 枚 拡大写真

JR北海道は5月24日、函館本線の流山温泉駅(北海道七飯町)に設置している新幹線の車両(200系)について、6月末までに撤去、解体すると発表した。

200系は1982年、東北・上越新幹線の開業に合わせて営業運転を開始した。モーターを冷却する外気を取り込む際に雪を分離する雪切り室や、先頭部の雪を押しのけるスノープラウなど、走行路線の気候条件を考慮した耐寒耐雪仕様が特徴だった。

1997年以降、老朽化とE2系など新型車両の導入で順次廃車が進み、3月16日のダイヤ改正で一般列車での営業運転を終了。翌月には団体列車での運用も終了した。

一方、流山温泉駅は函館本線池田園~銚子口間の新駅として2002年に開業。その際、JR北海道は廃車となった200系3両を譲り受け、駅前に設置した。北海道とは縁のない車両だが、「北海道新幹線開業への架け橋となるよう想いを込めて」設置したという。

しかし、設置から10年以上が経過して車両の老朽化が激しい上、北海道新幹線の札幌までの延伸も決まったことから、同社は「役割を終えた」と判断。3両全ての撤去、解体を決めた。5月下旬から仮設工事を行い、6月末までに車両の解体、撤去工事を完了する。

《レスポンス編集部》

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