NICT、スマートハウス用通信規格に対応したセンサーシステムの相互接続デモを実施

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今回開発したシステムのイメージ
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 情報通信研究機構(NICT)は27日、村田製作所、ACCESS、エディックシステムズとともに、スマートハウス用の通信規格「Wi-SUN」および「ECHONET Lite」を搭載した、ワイヤレスセンサーシステムの相互接続デモンストレーションを実施することを発表した。

 「ECHONET Lite」は、家庭向けエネルギー管理アプリケーション用国際標準通信規格だ。「Wi-SUN」は、スマートハウス用の国際無線標準通信規格で、HEMSにおける通信の下位層の仕様となる。「ECHONET Lite」向けWi-SUN通信規格は、 情報通信技術委員会(TTC)で制定を行ってきた標準規格JJ-300.10において、「ECHONET Lite」用下位層標準通信インターフェイスとして採択されている。

 Wi-SUNアライアンスでは、この標準規格を用いたプラグフェスト(接続性や互換性や検証を行うイベント)を行っているが、これまで、アプリケーションを搭載して総合的に相互接続デモンストレーションを行った例はないという。

 今回のデモンストレーションは、NICTが主導して策定されたスマートハウス用無線通信規格「Wi-SUN」が、ECHONET Lite向けの下位層通信規格として相互接続性が担保され、かつ、商用に十分に耐え得ることを実証するのが狙いだ。デモンストレーションでは、920MHz帯の無線を用いた複数の温湿度センサーによる多地点モニタリングを行う。今回NICTは、村田製作所、ACCESS、エディックシステムズと共同で、スマートハウス用のワイヤレスホームゲートウェイを開発。ワイヤレスホームゲートウェイおよび温湿度センサーには、Wi-SUNが規定した無線通信プロトコルの他に、ACCESSが開発した6LoWPAN/ECHONET Liteソフトウェア、NICTが開発した802.15.4/4e Mac層プロトコルソフトウェアが搭載されている。

 なお、このシステムは、5月29日~31日に、東京ビッグサイトにて開催される「ワイヤレスジャパン2013」のWi-SUNアライアンスのブースで展示される。

《冨岡晶@RBB TODAY》

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