【人とくるまのテクノロジー13】後付けできる衝突防止補助システム、スマホと連動

自動車 ビジネス 国内マーケット
アイモバイルが販売する「モービルアイ560」
アイモバイルが販売する「モービルアイ560」 全 1 枚 拡大写真

アイモバイルは「人とくるまのテクノロジー展2013」に衝突防止補助システム「モービルアイ560」を出展した。その特徴は普段利用している車に後付けできること。

この商品はモービルアイ社(本社・オランダ)のイスラエル研究所で開発したもので、前方車両衝突警報、歩行者衝突警報、前方車間距離警報、低速時前方車両衝突警報、車線逸脱警報の5つの機能が備わっている。しかも、それぞれ警報音が異なるのだ。

使い始めは警報が頻繁に鳴り、煩わしく感じるが、ドライバーがウインカーを出して車線変更する、適切な車間距離を保つようにするなどすれば、警報が出なくなるそうだ。つまり安全運転を行っていれば、警報が鳴ることがないわけだ。まさしく“安全運転養成ギブス”と言ったらいいかもしれない。

もちろん、その性能は折り紙付き。なにしろ同社の画像処理技術は世界一といわれ、ボルボ、BMW、GM、フォードなど世界の自動車メーカーに採用されて、この技術のベンチマークとなっているほど。

「前モデルの『C2-270』は発売して1年ほどの間に1万台売れました。今回のモデルはさらにバージョンアップして、スマートフォンと連動できるようになっているんです」と輸入販売総代理店のアイモバイル関係者。

モービルアイ社製のアプリをインストールすると、スマートフォンを表示器として利用できるのだ。そのうえ、スマホを利用することで、発生した警報のログを保存し、日、週、月、年単位の警報の統計情報を確認することができる。価格は16万円。

この商品を付けたことで、無駄なアクセル操作やブレーキ操作が減って、燃費が向上したという報告も出ているそうだ。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 唯一無二の4気筒250cc!カワサキ『Ninja ZX-25』初の特別仕様「RR」登場に「よっ!待ってました」の声
  3. 日本とは違う『カローラセダン』に「GRスポーツ」が登場、ステアリングもGRがチューニング
  4. 日産『エクストレイル e-POWER』、338馬力デュアルモーターの「e-4ORCE」をインドネシア投入
  5. ランボルギーニの新型スーパーカー、初のカスタマイズ仕様「ポルト・チェルヴォ」公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る