三菱重工、GEの特許侵害訴訟で170億円の損害賠償支払い命令

鉄道 企業動向

三菱重工業の2.4MW風車が、ゼネラル・エレクトリック(GE)の特許を侵害しているとして訴えられていた問題で、米国テキサス州北部地区連邦地裁は、三菱重工に約1億7000万ドル(約170億円)の支払いを命じる判決を出した。

GEは三菱重工グループの2.4MW可変速風車が、GEの保有する米国特許2件を侵害しているとして同地裁に損害賠償を求めて提訴した。昨年3月の三菱重工グループに、GEの特許1件の侵害を認定、損害賠償義務を負わせる陪審評決が出され、その後、訴訟の第一審手続きを継続していたが、1億7000万ドルの損害賠償の支払いを命じる判決が出された。

三菱重工では「他社の知的財産権を尊重しており、判決対象の特許も侵害していないと考えている。また、今回の判決がGEの不公正行為を認定しなかった点は不当と考えている」としている。このため、同社の主張が認められるよう、必要な措置を講じていく方針。

一方、今回の判決対象となった特許については、現時点で米国特許商標庁で再審査手続き中であり、特許の有効性を否定する審査官の通知が出ている。

《レスポンス編集部》

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