【VW ゴルフ TSIコンフォートライン 試乗】プレーンで安心感のある走りが持ち味…島崎七生人

試乗記 輸入車
【VW ゴルフ TSIコンフォートライン 試乗】プレーンで安心感のある走りが持ち味…島崎七生人
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「クラスレスで世界中の人の人生のあらゆるシチュエーションに合致するクルマ」(VW研究開発部門のフベルトゥス・レムケ氏)と定義される『ゴルフ』。日本でも最も親しまれている輸入車であるのはご承知のとおり。

そんなゴルフだが、今度の新型では1.2リットルエンジンも用意し、249万円のベースグレード「トレンドライン」と中間の「コンフォートライン」に搭載する。パワーユニット自体は直噴ターボで、今回はDOHC化しているが、これはより効率的でバルブの制御もよりしやすいから、とのこと。

またリヤサスペンションが4リンクではなくトレーリングアームなのも注目だが、こちらは95kW以下のモデルを想定したモジュラーユニットだ。ただし「軽量化と燃費向上のためゼロから開発したもの。決してコスト削減のための流用品ではない」(レムケ氏)。

「コンフォートライン」に実際に試乗した印象では「ハイライン」との差が感じられるのは事実。とはいえそれは「ハイライン」の“上級車感”が別格といった高さだからで、いい意味で素朴な従来からの小型ヨーロッパ車的な味わいのゴルフらしい乗り味…そういうことのできる仕上がりに感じる。もちろん足まわり、駆動系からの騒音、振動は気にならないレベルに収められている。動力性能も1.4リットルよりメリハリの利いたパワー感が特徴だ。

装備、機能が幾分かシンプルなのも特徴だが、シルバー加飾のインパネなど、むしろ安心感があるくらい。シートもよりプレーンなデザインだが、VWらしい、いつもの実用前提の着座感のいいシートだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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