西武HDに対するサーベラスのTOB不発、目標大幅下回る、株主に「会社提案に賛成を」要請

鉄道 企業動向

西武ホールディングスは、サーベラス・グループの関連事業体SHジャパンによる株式公開買付け(TOB)の結果、議決権保有割合が35.48%となったと発表した。

サーベラスは、応募株式を全て取得すれば、経営に重大な影響を与える特別議案に対する拒否権を取得することになる。

サーベラス・グループによるTOBで応募株式総数は1039万0724株となり、議決権ベースで3.04%だった。TOB後の出資比率は35.48%となる。出資比率を最大44.7%まで引き上げる計画だったものの、西武鉄道の赤字路線撤退などの報道で、多くの株主の賛同を得られず、目標を大幅に下回った。

西武HDでは、TOBとサーベラス・グループからの役員8人を選任する株主提案については反対してきたが、今回「会社提案による最適体制構築を妨げ、企業価値をき損する結果となりかねないサーベラス・グループからの役員選任に関する株主提案については引き続き反対」とコメント。

また、西武HDは、会社提案である、現経営体制と継続性のある役員に新たに2人の社外取締役を加える役員選任の案が「取り巻く環境に照らし最適な提案であり、早期に良い形での株式上場と中長期的な企業価値の向上を実現させるための体制をより強化する」としている。

その上で、6月25日に開催予定の定時株主総会で「会社提案に賛成していただくとともに、サーベラス・グループの株主提案に反対」に協力を要請するコメントを発表した。

《レスポンス編集部》

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