【WRC 第6戦】アクロポリスラリー、第2レグでラトバラが1分以上のリード
モータースポーツ/エンタメ
モータースポーツ

前日トップだったエフゲニー・ノビコフが第4ステージで彼のフォード・フィエスタRSのリヤをバンクに擦り、ホイールを破損させて4分30秒のタイムロスをする間に、その前のステージでダニ・ソルドを交わして2番手に上がっていたラトバラがトップに出た。
「手堅いパフォーマンスだった。そしてフォルクスワーゲンチームは幾つかのパーツを変更する良い仕事をした。だが僕達はここがアクロポリスであることを忘れてはいけない。明日はまたドラマがあるかも知れない」とラトバラは語った。
ダニ・ソルドはラトバラとノビコフの争いに巻き込まれることを拒否し、彼にとって快適なスピードを保ってシトロエンDS3の面倒を見ることだけを考え、敢えてリードを奪おうとはしなかった。
「僕はリスクを犯さなかった。パンクやその他の問題をコントロールしようとした」と彼は語った。
ティエリー・ヌービルはコンスタントなドライブでこの日の3番手となった。このベルギー人ドライバーは、今年の初めにはミスを犯すことで非難されたが、この日のレースではトラブルもなくソルドから39秒遅れでフィニッシュした。
4番手争いはネッサー・アル-アティヤとアンドレアス・ミケルセンの間で繰り広げられたが、ミケルセンは最後の2つのステージで彼のポロRのブレーキを失い、結局5番手でフィニッシュすることとなった。
マッズ・オストベルグは今朝、彼のフィエスタRSのステアリングアームが緩むトラブルに見舞われたにも関わらず、リカバーして6番手となった。
チャンピオンシップポイントのリーダーであるセバスチャン・オジエは滑りやすいコンディションで、最初のスタートを切るという賭けに出て、最終ステージで彼のポロRでトップタイムを出したものの、結局は今日一日を10番手で終えた。
《河村兵衛》