ヒュンダイのドイツ・ニュル新車開発テストセンター、2013年8月完成へ
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ニュルブルクリンクは、ドイツのサーキット。その北コースは1周20.832kmで、荒れた路面に狭いコース幅、次々に出現するブラインドコーナーなど、世界一タフなコースとして知られ、自動車メーカーが開発テストを行う場所として有名。
そんなニュルブルクリンク・サーキットのすぐ近くに、ヒュンダイは新車開発テストセンターを建設中。総投資額は550万ユーロ(約7億1860万円)。4階建ての建屋面積は3622平方m。同社によると、ニュルブルクリンクにダイレクトにアクセスできる立地の良さを備えるという。
2003年にドイツ・リュッセルハイムに設立されたヒュンダイR&Dセンターのエンジニアが、この新車開発テストセンターを使用。ヒュンダイの欧州向け車両の開発テストを行う計画。
ヒュンダイは今回、このニュルブルクリンク新車開発テストセンターの完成予想図を公開。建物はガラス張りとなっており、メタリック仕上げとなるのが特徴。ワークショップやオフィススペース、VIPルームなどを備え、2013年8月に完成する予定だ。
ヒュンダイモーターヨーロッパのアラン・ラシュフォース副社長兼COOは、「品質はヒュンダイのコアバリューのひとつであり、顧客満足度を高めるカギ。ニュルブルクリンクは開発車両の耐久性を評価するのに最高の場所」と語っている。
《森脇稔》