マツダは、自動車リサイクル法に基づく2012年度(2012年4月1日~13年3月31日)の使用済み自動車のリサイクル実績を公表した。
2012年度のASR(自動車シュレッダーダスト)の引取りが18万台、重量が3万5000tで、このうち3万3000tを再資源化した。ASRの再資源化率は96%で、2011年度94%より2ポイント改善し、2015年度法定基準70%を2008年度から継続して達成した。これは車両のリサイクル実効率で約99%に相当する。
エアバッグ類は、13万台(42万個)を引取り、回収処理または車上作動により再資源化した。エアバッグ類の再資源化率は93%と法定基準85%を上回り、フロン類についても15万台を適正に処理したとしている。
特定3品目の再資源化などに要した費用の総額は16億6000万円で、資金管理法人から払い渡しを受けた預託金の総額は18億1000万円、全体収支は1億6000万円の黒字となった。これにより、自動車リサイクル法施行後2004年度からの累積収支は2億1000万円の黒字となる。