民間調査会社のオートデータ社は6月3日、5月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は144万4626台。前年同月比は8.2%増と、24か月連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが25万2894台を販売。前年同月比は3.1%増と、10か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力小型セダン、『クルーズ』が、17.5%増の2万3055台と、3か月連続で増加。中型クロスオーバー車の『エクイノックス』も、前年同月比13.2%増の2万2918台と引き続き好調。
2位のフォードモーターは、24万6019台を販売。前年同月比は14.1%増と、10か月連続の前年実績超え。主力ミドルセダンの『フュージョン』が、10%増の2万9553台と牽引。新型に切り替わった『エスケープ』も、26.2%増の2万9123台と、5か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、30.6%増の7万1604台。
クライスラーグループは4位。その販売台数は16万6596台で、前年同月比は11%増と38か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、22%増の3万1672台。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が4%増の1万0781台と支持を集める。
日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが20万7952台を販売。前年同月比は2.5%増と、2か月ぶりに前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、0.9%減の3万9216台と、4か月連続で減少。『カローラ』も12.1%減の2万7997台と、2か月連続のマイナス。『プリウス』が9.5%増の2万3522台と、この穴をカバーする。
5位のホンダは、14万0013台を販売。前年同月比は4.5%増と、3か月連続で前年実績を上回る。主力車の中では、『アコード』が11.7%増の3万3218台と、2か月ぶりに回復。『CR‐V』は2万7298台を販売し、前年同月比は8.4%増と、2か月連続で前年実績を上回った。『シビック』は、前年同月比9.6%減の3万0268台と後退。
日産は6位。その販売台数は11万4457台で、前年同月比は24.7%増と、3か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』が3万1940台を販売。前年同月比は40.8%増と2か月連続で前年実績を上回る。小型セダンの『セントラ』も、64.5%増の1万2504台と、2か月連続のプラス。SUVの新型『パスファインダー』は292.9%増の9340台と、高い伸びが続く。