大阪府警察は、故意にETCカードを車載器に挿入せず、阪神高速道路のETC専用レーンを強行突破することにより不正通行を行っていたとして、男性1名を道路整備特別措置法違反の容疑で、5月30日に逮捕したことを発表した。
本件違反は、阪神高速道路が運用している「不正通行監視システム」で不正通行の事実を確認し、同社より大阪府警察に通報したことにより、今回の逮捕に至ったもの。
同社では、有料道路制度の根幹を揺るがす不正通行に厳正に対処する方針で、今後においても引き続き関係機関と連携して、積極的に不正通行対策に取り組む意向だ。
今回の不正通行者逮捕に至った「不正通行監視システム」は、不正通行車両を撮影するカメラと、撮影した画像を蓄積・管理する装置により構成され、このシステムの導入により、不正通行車両を自動的に撮影し、不正通行した車両・運転者を特定することや、累積不正通行回数を把握すること等が可能であり、逃げ得は通用しないシステムだ。