三菱自動車工業の益子修社長は6月6日に東京で開いた発表会見で、発売直前に異例のリコール措置を講じた『eK』シリーズについて、「非常に残念だったが、納車前にこういう不具合が見つかったのは不幸中の幸いだった」と述べた。
三菱のeKと日産自動車の『デイズ』は、ストップランプの不具合によって急きょリコール措置を行った。益子社長は「走行では問題はないが、走行中の音への対策が(不具合の)原因になった」と説明した。
協議の結果、車両が市場に出る前に、早めの対応を講じたという。昨年来、政府からリコールへの対応について指摘を受けてきたことを踏まえ、「今後も適切な市場措置を行っていきたい」と話した。