FCVの販売は2030年まで年間200万以上…ナビガントリサーチ予測

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4月19日にオープンした、日本初のガソリンスタンド併設型水素ステーション
4月19日にオープンした、日本初のガソリンスタンド併設型水素ステーション 全 2 枚 拡大写真

米国の市場調査会社ナビガントリサーチは、出版レポート「世界の燃料電池車市場の分析と予測- Fuel Cell Vehicles」において、燃料電池車(FCV)の年間販売数は、2030年には年間200万台を上回るとの予測結果を発表した。

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FCV市場は、2011-2012年は年間販売数が500台以下と限定的だが、商用化は急速に進行。調査レポートによると、2015-17年には減速するものの、FCV市場は2030年には年間200万台を上回るだろうと報告している。

ナビガントリサーチ社のシニアアナリストLisa Jerram氏は「FCVは、商業化に適した性能をすでに実証しており、メーカーは技術の改善や最適化を続けるだろう。FCV技術は、基本的には、給油1回で200マイル以上の走行が可能で、十分実用に耐え、より大型の車両への適用がなされれば、プラグインハイブリッド技術よりも効率的であるといえる」とコメントしている。

ただし、主要自動車メーカーが、システムや周辺機器のコストを下げるために十分な生産量に達することができるかが課題であり、市場はさしあたりインフラ採用に依存していると指摘。燃料補給のステーションを作るためには時間がかかるため、FCVの早期市場段階である2015-17年には出荷台数は減速すると見ている。

《纐纈敏也@DAYS》

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