ホンダは、「New FUNdamental Concept」シリーズの第3弾となる『400X』の発売を6月7日に開始した。
New FUNdamental Conceptは、大型免許を取得するユーザーに向けて足掛かりになるシリーズだ。本田技術研究所 古川和朗氏は、「エントリー層の免許のとりたての方やオートバイに乗る自信のない方に対して、扱いやすいサイズになっています。乗せられるのではなく、自分が操って楽しい感覚を得て頂けるように仕上がっています」と言う。
先に発売されたスポーツコンセプトの『CBR400R』とネイキッドコンセプトの『CB400F』を続き、『400X』はクロスオーバーコンセプトに基づき開発された。
400Xについて古川氏によると、「魅力として『非日常へ誘うタフなスポーツギア』と言う言葉を掲げます」とした。
さらに、「アドベンチャーフィールを演出するため、大きすぎず小さすぎない、絶妙な車体サイズにしました。ライディングポジションにしても車体サイズにしても、絶妙という表現を多用していますが、ここが人の感性・感覚に訴える重要な要素であり計算だけでは得られず、作り手の技となります」と古田氏は語る。
400Xに搭載されている新開発の2気筒400ccエンジンは9500rpmで最高出力46PSを発生する。最大トルクは37Nm/7500rpmとして、エントリーユーザーの使用頻度が高い低・中回転域を重視している。