韓国のサンヨン(双竜)自動車は6月3日、5月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は1万2730台で、過去最高だった2013年4月の1万2607台を超える新記録。前年同月比は25.3%増と、8か月連続で2桁増を達成した。
もともと1954年、商用メーカーとして創業後、1986年に双竜グループに買収。その後、韓国の大宇、中国の上海汽車と目まぐるしく親会社が変わった後、2009年1月に経営破綻。2010年、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社の傘下に入り、再出発したのがサンヨン自動車。
5月実績の1万2730台の内訳は、地元韓国が5270台と、6か月連続の5000台超え。前年同月比は28.4%増と、引き続き大幅に増加した。韓国では、SUVの『コランド』シリーズの改良モデルが支持を集める。
また、輸出などの海外実績(ノックダウン生産を含む)は、7460台。輸出分だけで見ると、前年同月比は23.1%増と、3か月連続で前年実績を上回った。サンヨンによると、ロシアや南米での販売が好調だという。
サンヨン自動車のLee Yoo-il CEOは、「4月に続いて、月販台数が1万2000台を超えた。韓国、輸出ともに伸びている。今後も顧客のニーズに合った新型車の投入で、販売を伸ばしたい」と述べている。