エアバスは6月14日、サンパウロ大学の学生達がエアバスのフライ・ユア・アイデアズのコンテストの優勝賞金、3万ユーロを獲得したことを伝えた。
チーム・リーバーはエア・ホッケーテーブルの方式で飛行機の貨物取り扱いを楽にし、手荷物を扱う荷物係の仕事量を減らすことができる提案をした。
2位の賞金である1万5000ユーロはオーストラリアのローヤル・メルボルン・インスティテュート・オブ・テクノロジーの面々が、継続的に生産される液化バイオメタンと液化ナチュラルガスの混合によって、航空機の新たな燃料を開発するというアイデアに対して贈られた。
今回で3度目となるこの競技は、21世紀の航空学の為のエアバスによって用意された6つのチャレンジの中から1つを選び、世界中の600以上のチームが提案を提出するのを見た。
このコンテストの決勝は今週初めに、トゥールースにあるA380最終組み立てラインで行われ、残った5チームは彼等の分裂的なコンセプトを、エアバスのエンジニアリングの代表取締役副社長、チャールズ・チャンピオンによって率いられるグループが審査した。
チャールズ・チャンピオンは「チーム・リーバーの競争に対する反応は、ホッケーテーブルによって刺激された、エア・クッションによる解決の提案は本当に革新的なもので素晴らしかった。彼等は本当に幅広い見地から航空産業を全てとして取り上げ、彼等のアイデアを航空機だけに限定されず、地上の行為も考えあわせた上で、彼等は勝利を勝ち取った。学生達によると、乗客は彼等の手荷物を30パーセント早く取り戻すことができ、休日を早くスタートすることができる他、しかも荷物取り扱い者達をより少ない肉体的労働から開放する。航空産業を確実にするこうした基準は、もっと持続的な未来に向けて引き続き前に進むに違いない」と語った。
賞金に加え、学生達はエアバスの開発セルを歓迎することを楽しみとし、彼等のキャンパスでの1週間に及ぶワークショップや今年の後半に行われるトレーニングに従事することとなる。
勝利したチームはル・ブルジェでのパリ航空ショーで、6月17日月曜日の午後3時にEADSパビリオンに姿を現すことになっている。