燃費男、マツダ アテンザ SKYACTV-Dで無給油1600km超を走破

エコカー 燃費
マツダ アテンザ SKYACTV-D 6MTでの1000マイル無給油チャレンジ
マツダ アテンザ SKYACTV-D 6MTでの1000マイル無給油チャレンジ 全 4 枚 拡大写真
トヨタ『プリウス』などでの燃費走行のギネス記録を獲得したことのある“燃費男”こと宮野滋と、レーシングカーデザイナー由良拓也は、マツダ『アテンザ』のクリーンディーゼル「SKYACTV-D」を搭載する6MTモデルで無給油1000マイル走行にチャレンジし、成功させた。

チャレンジは、6月12日・13日の2日間、東名高速道路の日本坂パーキングを基地にして、東名高速道路と第2東名高速道路をループ状に繋ぐ、1周223.8kmのコースを周回して行われた。

用意された車両は、フルノーマルのメーカー広報車両で空力パーツなどは一切付加せず。ただ、タイヤだけを純正装着されているブリヂストンのTURANZA 235/35R19に替えてヨコハマの『BluEarth-A』とした。タイヤサイズはノーマルと同一サイズだ。

アテンザの燃料タンクは62リットル。この燃料で1600kmを走破するには25.8km/リットル以上の燃費で走行する必要がある。チャレンジでは、ほとんど6速を使い、エンジン回転を1200~1500rpmという低い回転域に保ちつつ、周囲の交通を乱さぬよう配慮しながら60~80km/hの速度で走行した。宮野と由良が交代で、1周約3時間で走らせ、6月13日11時26分、由良拓也による8周目の途中、浜松浜北インター前で、1609.4km = 1000マイルを達成。

その後も走行を続け、13時15分に日本坂パーキングに到着した時には、1723.8kmに達し、ディスプレイは257km走行可能である事を表示していた。つまり、62リットルの軽油を使ってこのペースで走りつづければ、2000km近くまで走る事も可能だったということになる。

高速道路を降り、静岡市内のガソリンスタンドで満タンまで給油したところ、アテンザが飲み込んだ軽油は51.00リットル。スタンドへの移動も含め合計1735.5km走ったので、満タン法で計測すると、燃費は34.03km/リットルという数字になる。

各周回の平均燃費は、(1)31.3km/リットル、(2)36.0km/リットル、(3)32.2km/リットル、(4)36.4km/リットル、(5)34.2km/リットル、(6)36.9km/リットル、(7)34.6km/リットル、(8)37.2km/リットル。

奇数は九州在住の宮野、偶数は地元の由良の数値であり、アウェイの宮野はぶっつけ本番でアテンザの6MTを初めて運転するというハンディもあり、毎回数字を伸ばしたものの、地元の由良には及ばず。一方、道路状況も熟知していた由良拓也はハイレベルの数値をたたき出し続けた。

・実燃費ランキングを『e燃費/カーライフナビ』で調べる

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  2. マツダ、新型電動SUV『EZ-60』を中国発売…約250万円から
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. レクサス『LS』現行型、最終モデル「ヘリテージエディション」米国発表…250台限定
  5. メルセデス・マイバッハ『Sクラス』に「V12エディション」、100年続くV12エンジンの伝統に敬意…世界限定50台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る