商船三井のコンテナ船がインド洋で航行不能に、乗員は全員無事

船舶 企業動向

商船三井が運航するコンテナ船「MOLコンフォート」が6月17日正午頃(現地時間午前7時頃)、ホールド内への浸水で自力航行不能になった。

同船は、荒天下のインド洋をシンガポールからジェダに向け航行中、北緯12度30分/東経60度付近で、船体中央部に亀裂が生じ、ホールド内に浸水、自力航行不能となった。

この事故で積載していたコンテナ貨物の一部が流出したほか、損傷を受けた可能性があり、現在、詳細を確認中。

MOL号の損傷は大きく、乗組員26人は救命ボートで退避し、付近を航行中の他船に全員無事救助された。

MOLは、2008年に就航した8000TEU型コンテナ船で積荷はコンテナ4382ユニット(7041TEU)を積載していた。乗組員はロシア人が11人、ウクライナ人1人、フィリピン人14人で構成。

同社では、「MOL号重大海難対策本部」(本部長=武藤光一社長)を設置し、全社をあげて対応しているとのこと。

《レスポンス編集部》

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