GMとBMW、急速充電「コンボ」の初期テストを完了

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急速充電「コンボ」のシステム図
急速充電「コンボ」のシステム図 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMとドイツの高級車メーカー、BMWは6月11日、EV用の急速充電ステーションの初期テストを完了したと発表した。

フォルクスワーゲン、アウディ、ポルシェ、BMW、ダイムラー(メルセデスベンツ)のドイツ5社と、GM、フォードモーター、クライスラーグループの米国3社の合計8社は2011年10月、急速充電器の規格を統一することで合意。2012年5月には、「コンボ方式」と呼ばれる急速充電器を初公開した。

コンボ方式では、日本のチャデモ方式では別構造の普通充電プラグと急速充電プラグを、一体化したのが特徴。80%のバッテリー容量なら、およそ20分で充電できる。米国の自動車に関する規格標準化団体のSAEは、米国での急速充電に、コンボ方式を採用することを決定済み。

今回、GMとBMWは、このコンボ方式の急速充電ステーションの初期テストを完了。GMはシボレー『スパークEV』、BMWは『i3』をテスト車両として用意。複数のサプライヤーもテストに参加。2台のEVが実際に急速充電を行い、80%のバッテリー容量を、約20分で充電できることが確認された。

GMのブリッタ・グロス先進車両担当は、「自動車メーカーとサプライヤーとの前例のない協力が、世界中でEVの普及を早めるのに貢献するだろう」とコメントしている。

《森脇稔》

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