【ルマン24時間 2013】アウディ「エンジニアリング、団結力、ドライバーの精神力の勝利」
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終わってみれば中盤からトップを独走し、2位のトヨタ『TS030ハイブリッド』を寄せ付けない文字通りの横綱相撲。目まぐるしく変わる天候と、スピン続出でセーフティカーが何度も入る展開にもかかわらず、動揺を見せることなく走りきった。
アウディAGのルペルト・シュタトラー社長は「アウディにとって12回目のルマンの勝利となった。それはエンジニアリングの革新の精神と一体となったチームの団結力、そして強靱な精神力を持つドライバーによるものだ。アウディチームの全員におめでとうと言いたい」とチームをたたえる。
アウディ・モータースポーツのヘッド、ウォルフガング・ウルリッヒは「今年のレースはレギュレーション的にも我々にとっては非常な困難だった。トヨタは強力なライバルであることは認識していたが、われわれのR18 e-tronクワトロは勝利をものにしてみせた。この勝利のために何ヶ月も働いてくれたチームのみんなに感謝したい」と述べた。
高速での燃費勝負に持ち込みたかったトヨタには苦しいレースとなった。オープニングからの相次ぐセーフティカー・ランで持ち味を生かすことが出来なかった。それでもわずか1ラップ・ダウンでの2位は称賛に値しよう。
《重信直希》