【ルマン24時間 2013】アウディ「エンジニアリング、団結力、ドライバーの精神力の勝利」

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ルマン24時間 2013フィニッシュ
ルマン24時間 2013フィニッシュ 全 4 枚 拡大写真

90年目を迎えたルマン24時間耐久レース、トヨタを従えてアウディ『R18 e-tronクワトロ』2号車が栄光のチェッカー・フラッグを受けた。ドライバーのクリステンセンは自己の持つルマン最多勝記録を更新する9度目の栄冠となった。

終わってみれば中盤からトップを独走し、2位のトヨタ『TS030ハイブリッド』を寄せ付けない文字通りの横綱相撲。目まぐるしく変わる天候と、スピン続出でセーフティカーが何度も入る展開にもかかわらず、動揺を見せることなく走りきった。

アウディAGのルペルト・シュタトラー社長は「アウディにとって12回目のルマンの勝利となった。それはエンジニアリングの革新の精神と一体となったチームの団結力、そして強靱な精神力を持つドライバーによるものだ。アウディチームの全員におめでとうと言いたい」とチームをたたえる。

アウディ・モータースポーツのヘッド、ウォルフガング・ウルリッヒは「今年のレースはレギュレーション的にも我々にとっては非常な困難だった。トヨタは強力なライバルであることは認識していたが、われわれのR18 e-tronクワトロは勝利をものにしてみせた。この勝利のために何ヶ月も働いてくれたチームのみんなに感謝したい」と述べた。

高速での燃費勝負に持ち込みたかったトヨタには苦しいレースとなった。オープニングからの相次ぐセーフティカー・ランで持ち味を生かすことが出来なかった。それでもわずか1ラップ・ダウンでの2位は称賛に値しよう。

《重信直希》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る