JR西日本、グランフロント大阪効果で好調…5月の運輸取扱収入

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大阪駅に入線した223系(左)と225系(左)。5月は近距離券の収入が約2%増加した。
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JR西日本が6月19日に発表した5月の運輸取扱収入によると、前年同月比で0.6%の増加だった。6月も増加傾向を維持している。

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近距離券は、4月26日にオープンした大阪駅北地区の商業施設「グランフロント大阪」の効果があるとみられ、2.1%増えた。中長距離券はゴールデンウィーク期間中に前年を下回ったものの、その後は平日の利用が好調で0.6%の増加。定期券は購入時期のズレの影響があるとみられ、1.4%の減少だった。

6月1~17日(速報値)も前年同日比で3.2%増えており、近距離券が6.7%、中長距離券が1.9%、定期券が3.2%と、いずれも増加した。とくに天王寺駅は6月12日以降、近距離券が前年に比べ25%と大幅に増加している。同駅に隣接している近畿日本鉄道(近鉄)阿部野橋ターミナルビルの中核高層ビル「あべのハルカス」の暫定オープンが影響しているものとみられる。

5月の輸送状況は、前年同月比で新幹線が3%、在来線特急が2%、大阪近郊の在来線(アーバンネットワーク)が1%、それぞれ増加した。6月1~17日(速報値)は前年同日比で新幹線1%、在来線2%、アーバンネットワークが5%増加している。

《レスポンス編集部》

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