【WRC 第7戦】オジエ、イタリアで今季4度目の勝利を手に

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セバスチャン・オジエとジュリエン・イングラッシア
セバスチャン・オジエとジュリエン・イングラッシア 全 6 枚 拡大写真

WRCラリーイタリアで、フォルクスワーゲン『ポロR』をドライブするセバスチャン・オジエが今季4勝目をあげた。

オジエは地中海の島の最終日で、キャリアで最高の2位を記録したフォード『フィエスタRS』のティエリー・ヌービルから1分16秒8のリードで勝利を確定させ、3位にはヤリ‐マティ・ラトバラが同じくポロRで入り、ポディウムを獲得した。

オジエはこの2日間304.50キロメートルの埃っぽい砂利道のトラックをカバーし続け、第1レグで46秒6のリードを奪い、さらにパワーステージでも最高のポイントを奪取して、シリーズのリードを64ポイントまで広げることに成功した。

「僕達はこのラリーを、いつでも完全に調整した。僕達は必要な時にプッシュして、タイヤにとってもっと危なくラフな時には慎重だった。結果的に、それは完璧な勝利だった」と勝利したオジエは語った。

ヌービルは彼の2連続と成る表彰台に立った。セットアップを手堅く行い、彼のフィエスタRSのブレーキを調整し、ハンドリングを変化させることで彼は初日に6位から3位まで這い上がり、ミッコ・ヒルボネンの踵に熱く張り付いた。そしてヒルボネンが第10ステージで道を外れた時、このベルギー人ドライバーはプレッシャーから開放されることとなった。

「僕達はステージの途中で乳牛に出会って、スローダウンしなければならなかった。だけど僕は、全くストレスを感じなかった。僕はラトバラと間隔を保っていたし、それはOKだった。僕達の作戦はとても良く、最後の幾つかのラリーは僕達にとって信じられないものだった」とヌービルは語った。

ラトバラのラリーは、木曜日の予選ステージで完璧な勝利を約束した。しかし彼の望みはオープニング・ステージでの左フロントタイヤのパンクでほとんど2分間の時間を失い、その時点で12位にまで順位を落とした。しかし彼は金曜日を5位でフィニッシュし、土曜日はヒルボネンの活動停止とダニ・ソルドのミスによってヌービルから31秒2遅れの3位でフィニッシュした。

また、このラリーで急遽デビューを果たしたエルフィン・エヴァンスは、ほとんどミスを犯すこと無くレースを走り続け、セバスチャン・ローブの記録を凌ぐ、ワールドラリーカーでの元FIAアカデミー/JWRCチャンピオンドライバーの持つ最高のデビュー成績である6位を記録した。

《河村兵衛》

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