全国各地でヘイズ(煙害)が悪化する中、空港運営会社のマレーシア・エアポーツ(MAHB)が22日未明にペナンのバヤン・レパス国際空港で飛行機模型を燃やす本格的な火災訓練を実施。
野焼きの規制が強まる中にあって、住民からは不謹慎ではないかとの声が上がっている。
訓練では飛行機模型を燃やすために2,000リットルの石油が使用され、上空を黒雲が覆った。MAHBは、環境局から許可をもらっているとした上で、3分で消火されたため影響はほとんどないと弁明している。
MAHBによると、同火災訓練は年1回行なっているもので、先ごろ1台140万リンギで購入したローゼンバウアー製の4台の特殊消防車の試運転を兼ねたもの。同消防車は1万2,000リットルの水、1,500リットルの消火液、450キログラムの消火剤を搭載でき、時速125キロメートルで走行できるという。