エアバスは6月26日、アラバマ州モービルに開設するA320系列組み立てラインのパワーハウス運営の契約を、ハネウェル社と交わしたことを発表した。
ハネウェルはデザイン、建設、利用そして電源の配分とバックアップの構築、ヒーティング、冷却、冷蔵及び飲料水、下水道配備を含む全てのユーティリティを、新しい組み立てラインに供給する施設のメンテナンスに責任を持つこととなる。
施設はまた圧縮空気を供給し、キャンパスの建物管理と防火設備を収納する。パワーハウスの建設は、この秋に予定されている。
ミネソタ州ゴールデン・バレイに本拠を持つハネウェルのビルディング・ソリューション・ビジネス・ユニット(HBS)は、過去10年間に顧客のビルディングのユーティリティや利用コストを節約するためのエネルギー効率と電源集中プロジェクトを手がけてきた。
HBSは世界中にオフィスを持っているが、アラバマ州バーミンガム支店が、エアバスのプロジェクトを管理することとなる。
「厳格で競争力のあるプロセスの後、我々はモービルにA320の組み立てラインを開設するという、もう一つの偉大な達成に到達した。私はハネウェルが世界基準の航空機を生産するサイトとして、世界基準のパワーハウス施設を建設することに自信を持っている」とエアバス・アメリカズの会長であるアラン・マクアーター氏は語った。