【全日本F3 第6・7戦】トヨタ、中山雄一が6連勝

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全日本F3選手権・中山雄一(中央)
全日本F3選手権・中山雄一(中央) 全 4 枚 拡大写真

全日本F3選手権の第3大会(第6戦、第7戦)が6月29日・30日(日)の両日、岡山国際サーキットで開催された。

1か月半ぶり、再びF3をメインレースとして開催された今大会は、前大会もてぎで3レースを完全制覇し、目下4連勝中の中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)の快進撃が続くか、誰が中山を止められるかに注目が集まった。

今大会は、TOYOTA TOM'S TAZ-31エンジン搭載車両が2台出場、F3-Nクラスは参戦車両6台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。

夏の陽気の下、13時50分から第6戦決勝(18周)がスタート。2番手スタートの中山が、ポールポジションの勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)を逆転すべく好スタートを切ったが、叶わず、勝田が首位をキープ。中山も諦めず、バックストレートからヘアピンまで勝田を攻めたが、勝田もこれをしのぎ、1周目から激しい首位争いを繰り広げた。

1周目の後半から勝田のペースが上回り、中山を引き離す展開に。5周目には2台の差は2秒近くまで広がった。勝田の独走許さじと、中山もペースを上げ、2台のマッチレースになるかと思われた7周目、勝田が突然白煙を上げ見舞われスローダウン。開幕以来の勝利を目指し首位を快走しながらも、無念のリタイアを余儀なくされてしまった。

これで首位に立った中山は、最後は2位に11秒もの大差を付けトップでチェッカー。5連勝を達成したが、トムスの連続1-2記録は5戦で途切れることとなった。

30日は朝から空は雲に覆われ、雨も心配されたが、ドライコンディションでレースは行われた。15時、前日よりもかなり涼しい気温の下で25周で争われる第7戦決勝レースがスタート。ポールポジションの中山が順当に首位をキープし、勝田がそれを追う展開。

勝田は序盤こそ中山と同程度のペースでついて行ったが、中盤以降は差が広がっていき、最後は8秒以上の大差を付ける圧勝で、中山が6連勝を飾った。勝田は5度目の2位となった。

■全日本F3選手権 第6戦 決勝
1位:中山雄一 PETRONAS TEAM TOM'S
2位:野尻智紀 TODA RACING
3位:千代勝正 B-MAX ENGINEERING
4位:清原章太 HFDP RACING
5位:高星明誠 NDDP RACING
6位:小河諒 TOCHIGI Le Beausset Motorsports

■全日本F3選手権 第7戦 決勝
1位:中山雄一 PETRONAS TEAM TOM'S
2位:勝田貴元 PETRONAS TEAM TOM'S
3位:野尻智紀 TODA RACING
4位:千代勝正 B-MAX ENGINEERING
5位:清原章太 HFDP RACING
6位:高星明誠 NDDP RACING

■ドライバーズポイント
1位:中山雄一 PETRONAS TEAM TOM'S 78P
2位:勝田貴元 PETRONAS TEAM TOM'S 47P
3位:千代勝正 B-MAX ENGINEERING 24P

《纐纈敏也@DAYS》

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