シンガポール、上半期のM&Aは2012年より24%減少

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シンガポール資本が関係した、上半期に発表された企業の合併・買収(M&A)は市場予想を下回った。トムソン・ロイターのまとめによると、第2四半期のM&Aは金額ベースで、前年同期比37.5%減の113億米ドル(約1兆1,120億円)だった。件数も215件から175件に減少した。上半期の取引は24.4%減の186億米ドル(約1兆8,430億円)だった。

M&Aを仲介した業者で1位は投資銀行の米ラザードで、計52億米ドル(約5,153億円)相当の取引を取りまとめた。これにはシンガポール・パワーが所有する豪州発電資産の中国企業への売却(推定37億米ドル、約3,666億円)、シンガポール政府投資公社(GIC)による米国の接客ビジネス買収が含まれる。

部門別で取引額が多かったのは、不動産(41億米ドル、約4,063億円)、金融(38億米ドル、約3,765億円)、メディア・娯楽(35億米ドル、約3,468億円)

昨年は、飲料大手フレーザー・アンド・ニーブ(F&N)とアジア・パシフィック・ブルワリー(APB)の買収という大型取引があったが、今年はこの規模の取引はなく、通年でも取引額は昨年を下回る見通しだ。

ただ、HSBCによると未上場株投資のKKRがシンガポール事務所を開設しており、株価が低迷している企業に対する買収・株式非公開化が期待できる。

上半期のM&A、昨年より24%減少[ニュース|AsiaX News]

《編集部》

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