独BASF、プラスチック事業再編で収益拡大を目指す

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独BASFは6月25日、K2013(国際プラスチック・ゴム産業展)で取締役会副会長 Dr. マーティン・ブルーダーミュラーが会見し、プラスチック事業を再編、収益増加を目指すと述べた。

BASFでは、新しくパフォーマンスマテリアル事業本部を設立。スペシャリティプラスチック製品と大規模生産のベーシックな汎用製品という2つの製品グループを、同じビジネスモデルのもとに統合することで、顧客ニーズへの迅速な対応を図る。

また、スペシャリティポリマー事業だけでなく、同事業に必要なメチレン・ジフェニル・ジイソシアネート(MDI)やトルエン・ジイソシアネート(TDI)といったベーシックな製品にも投資を強化。中国の重慶に建設中の年間生産量40万トンのMDI工場のほか、独ルートヴィッヒスハーフェンに建設中の年間生産量30万トンのTDI工場が2014年に稼動を始める予定。

さらに5つの事業本部をまたがるグローバルなインダストリー・チームを設立し、風力エネルギー分野に新規参入。ローター・ブレードの生産速度を30%向上させるBaxxodur(バクスドア)エポキシ樹脂システムや、テレフタル酸ポリエチレン(PET)をベースにし、ローター・ブレ―ド内部に安定性を与える構造用発泡体Kerdyn(カーディーン)に加え、ローター・ブレードとタワー用の塗料製品、基礎とタワー用の特殊注入モルタルやコンクリート混和剤、および風力タービンのギアボックス用潤滑油などの販売を奨めている。

《纐纈敏也@DAYS》

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