ピレリ問題「タイヤ騒動の原因は、接着工程変更とは無関係」

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F1の独占タイヤサプライヤーであるピレリは、イギリスGPで多数のドライバーを窮地に追い込んだタイヤブローの原因は、まだピンポイントでは特定できないと語る。

だがその一方で、すでに指摘されているシルバーストーン用タイヤから導入したとされる新しい接着工程が原因との噂は明確に否定した。

イギリスGPでタイヤブローに見舞われたのは、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、ジャンエリック・ベルニュ(トーロロッソ)、セルジオ・ペレス(マクラーレン)の合計4人。ピレリとしては次週ニュルブルクリンクのドイツGP前に緊急の調査を行わなければならない。

ピレリ・モータースポーツ部長のポール・ヘンベリーは語る。「左リヤタイヤの破損が連発した背景には、これまでわれわれが経験したことのない問題が存在することは間違いありません。われわれはこの問題を非常に深刻に受け止めており、ドイツGP開催前、速やかに原因を解明するため現在すべてのタイヤを対象に調査を進めています」

「現時点では調査も解析も途中なので多くのコメントを差し上げることはできません。しかしながら、シルバーストーンから導入した接着工程が原因だという指摘は明確に否定することができます」

「現段階では憶測を語りたくはありません。まずは手に入れられる証拠を突き合わせた上で事実を究明し、その次の段階として何が求められるのかを考えます」

一方、FIA会長のジャン・トッドは、フランスのテレビでレース後にピレリの幹部と会合したことを明らかにした。ドイツGP直前のニュルブルクリンクで予定されているF1スポーティング作業部会で何らかの提案がなされることを期待しているということだ。

《編集部》

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