【プロ・モトクロス選手権 第6戦】サウスウィック250総合はトマックが制覇

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イライ・トマック
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ルーカス・オイル・プロ・モトクロス・チャンピオンシップは6月29日、ニューイングランドで行われたモト‐X338の250クラスで、イライ・トマックが総合優勝を果たしたことを伝えた。

250クラスの第1モトは、ゲイコ・ホンダのウィル・ハーンが素晴らしいスタートを切ってホールショットを奪い、1週間前に怪我から回復して以来の3回連続の記録を打ち立てた。ニューイングランド出身のジミー・デコティスがモトの序盤でハーンに挑戦し、その間にトマックはトップ5スタートをして淡々と首位を狙った。チャンピオンシップリーダーのケン・ロクゼンと、チームメイトのマーヴィン・ムスキンは共に第1コーナーでトラブルに見舞われ、それぞれ11位と24位というスタートとなった。

トマックは第1ラップが終了する前にトップの座を奪い、そこからさらに継続してリードを広げにかかった。その間に2位争いは250クラスのディフェンディング・チャンピオンであるブレーク・バゲットとロクゼンの間で繰り広げられた。ロクゼンはレースの終わり頃のクラッシュで遅れを出してしまい、バゲットが2位、ロクゼンが3位という結果となった。

第2モトでの強いレースが必要なことを知っていたロクゼンは、好調なスタートを切ってホールショットを奪い、彼のチームメイトであるムスキンが2番手となった。トマックとバゲットはトップ10圏内から外れるスタートだったが、互いに争うようにトップグループに迫った。

ロクゼンは結局第2モトの間にチャレンジを受けること無く、レースを2位以下に20秒以上の差をつけて終了することとなった。

トマックはロクゼンを2ポイント差で破る総合優勝に輝き、ゲイコ・ホンダのザック・オズボーンが5-3で総合3位の表彰台に登ることとなった。

「総合優勝を得るのは素晴らしかったが、同時に第2モトの結果は少し残念だった。第1モトで僕は良いスタートを切れて、自分のテクニックがそれを垣間見たと思ったが、しかし第2モトのスタートでは少し風変わりな事になって、後ろの方に退けられたので戦わなければならなかった」と勝利したトマックは語った。

■サウスウィック250クラス総合結果

1. イライ・トマック(1-2)
2. ケン・ロクゼン(3-1)
3. ザック・オズボーン(5-3)
4. ブレーク・バゲット(2-8)
5. ジェイソン・アンダーソン(6-4)
6. コール・シーリー(8-7)
7. カイル・カニンガム(13-5)
8. マーヴィン・ムスキン(10-9)
9. アダム・チアンチアルオ(9-12)
10. アレックス・マーティン(12-11)

()内は(第1モト順位‐第2モト順位)

■250クラス・ポイント・スタンディング

1. ケン・ロクゼン(265)
2. イライ・トマック(258)
3. ブレーク・バゲット(223)
4. マーヴィン・ムスキン(222)
5. ザック・オズボーン(185)
6. ジェイソン・アンダーソン(161)
7. カイル・カニンガム(131)
8. ジェレミー・マーティン(124)
9. ジャスティン・ボーグル(122)
10. コッパー・ウェッブ(113)

《河村兵衛》

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