宮崎自動車道、最高速度規制引き上げ試行…一部区間80km/hから100km/hに

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宮崎自動車道、最高速度規制引き上げ試行
宮崎自動車道、最高速度規制引き上げ試行 全 2 枚 拡大写真

宮崎県警では、交通の円滑化、物流の速達性向上、事故抑制などを目的として、8月1日から宮崎自動車道の一部区間について、最高速度規制引き上げの試行を実施する。

速度規制引き上げ試行の対象区間は、宮崎自動車道の高原ICから山之口SAまでの上下線約26キロと、片井野トンネル東坑口から宮崎料金所付近までの上下線約14キロで、該当区間において、現在の最高速度規制80km/hを見直し、法定速度(100km/h)とする。

ただし、山之口SAから片井野トンネル東坑口までは80km/h規制で、速度引き上げの対象区間とはならない。

最高速度引き上げ試行についての注意事項として、可変式速度規制標識の表示が無い場合は100km/hでの走行は可能だが、速度制限表示がある場合はその速度以下での走行を遵守しなければならない。

また、大型貨物自動車・特定中型貨物自動車・トレーラー・大型特殊自動車については、道路交通法施行令により、最高速度は80km/hに規制されているため、可変式速度規制標識に速度表示がない場合でも、80km/h規制となる。

今回速度引き上げ試行の背景として、宮崎県による事前のアンケート調査で、約70%の県民が速度引き上げを望んでいること、宮崎県は高速道路以外の高速交通がないこと、自動車の性能等が向上していると認められることなどから、速度引き上げに向けて道路管理者との協議や、警察庁に対する要望を継続して行ってきた結果、国土交通省と警察庁間において協議が成立し、「試行としての最高速度引き上げを認める。」という判断が示されたもの。

最高速度引き上げ試行の効果として、単純計算で所要時間が6分程度短縮されることにより、一般道路を通っていた自動車が高速道路に転換ことが予測され、一般道路における交通の円滑化が図られるとともに、交通事故の減少に効果が期待できること。

また、物流面での速達性及び定時制確保により、効率化が図られ、より高速道路としての機能が向上することが期待できる目されている。

《平泉翔》

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