日刊自動車新聞社は、今年度で26回目を迎える「日刊自動車新聞用品大賞」のグランプリと各部門賞を発表した。グランプリにはアイモバイル「Mobileye(モービルアイ)プロダクツ」が輝いた。
今回の「日刊自動車新聞用品大賞」の対象は2012年4月から2013年5月の期間の中で、消費者市場で最も注目を集めたカー用品(自動車メーカーの純正用品は除外)が中心。カー用品販売店などの協力によるアンケート調査結果を参考に、同紙記者らで構成する選考委員会で選考した。販売量だけでなく、商品のアイデア、技術、話題性などを総合的に評価する。
グランプリに輝いたモービルアイプロダクツは、前方車両や歩行者、車線などを検知し、危険が近づくと運転者にアラームで知らせる、後付け用衝突防止補助システム。昨春の販売開始以来、販売台数は1万2000台を突破。ドライバーに安全運転を習慣づける効果も高く、実際に事故が減少する事例も多く報告され、乗用車・商用車ともに新たなニーズ喚起が期待できる。
独自の画像処理技術はボルボやGM、BMWなど世界の衝突防止システムの7割で採用。その技術をアフター用としていち早く日本市場に投入した点を評価した。後付部品としては初めて、国交省のASV補助金の対象となっている。