6月の VW 米国新車販売、3.2%減…パサート は新記録
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北米専用セダン、新型『パサート』が好調。同車は6月の新記録となる1万0874台を売り上げた。前年同月比は6.1%増と、2か月連続で前年実績を上回る。
パサートを台数で上回ったが、『ジェッタセダン』で1万2960台。前年同月比は11.7%増と、2か月連続で前年実績を上回った。2012年6月に現地発売された『ザ・ビートル』は3780台。前年同月比は29.7%増と、良好な立ち上がりが続く。
また、『ゴルフ』シリーズは、新型の発売を控えて後退。6月は2602台にとどまり、前年同月比は36.4%減と、4か月連続のマイナス。このうち、高性能モデルの「ゴルフR」は、156台を登録する。
SUV系では、『ティグアン』が2452台にとどまり、前年同月比は15%減と、5か月ぶりのマイナス。『トゥアレグ』は19.1%減の642台と4か月連続減。クライスラーグループからOEM供給を受けるミニバン、『ルータン』は85.3%減の155台と、6か月連続で前年実績を下回った。
フォルクスワーゲンの2013年上半期(1-6月)米国新車販売は、前年同期比0.9%減の20万6792台。フォルクスワーゲンオブアメリカのジョナサン・ブラウニング社長兼CEOは、「6月はクリーンディーゼルのTDI搭載車の販売が過去最高を記録」とコメントしている。
《森脇稔》