JR東日本、E5・6系増備に伴い9月28日ダイヤ改正…「スーパーこまち」は7往復に

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車両メーカーから在来線経由で車両基地に回送されるE6系の増備車。今回の増備により「スーパーこまち」は1日7往復になる。
車両メーカーから在来線経由で車両基地に回送されるE6系の増備車。今回の増備により「スーパーこまち」は1日7往復になる。 全 3 枚 拡大写真

JR東日本は7月5日、9月28日に東北新幹線と秋田新幹線のダイヤ改正を実施すると発表した。E5系「はやぶさ」とE6系「スーパーこまち」を増やすほか、「はやて」「やまびこ」「なすの」にもE5系とE6系を追加投入する。

E5系はダイヤ改正までに4編成増備され、編成数は28編成に拡大する。営業最高速度320km/h運転に対応しており、2011年3月から東北新幹線の「はやぶさ」として最高速度300km/hによる営業運転を開始。今年3月からは最高速度を320km/hに引き上げている。

これに対してE6系も4編成増備し、ダイヤ改正時点の編成数は13編成となる。秋田新幹線「スーパーこまち」用の新型車両として3月から営業運転を開始。現在の最高速度は300km/hに抑えられているが、2014年春から最高速度を320km/hに引き上げる予定だ。

東北新幹線経由で東京~秋田間を結ぶ秋田新幹線は現在、1日4往復の「スーパーこまち」と1日11往復の「こまち」の合計15往復が運転されており、「スーパーこまち」全列車と「こまち」2往復はE6系、残る「こまち」9往復は従来型車両のE3系で運用されている。今回のダイヤ改正では「こまち」3往復を「スーパーこまち」に置き換える形となり、「スーパーこまち」は7往復、「こまち」は8往復になる。

「スーパーこまち」は全てE6系で運転し、「こまち」も8往復中3往復が今回のダイヤ改正でE6系に置き換えられる。これによりE6系で運転される列車は4往復増えて10往復、E3系運転列車は4往復減って5往復になる。

東北新幹線でもE5系で運転する「はやぶさ」を3往復増やし、東京発着の「はやぶさ」は10.5往復に拡大する。「はやぶさ」と「はやて」を合わせた運転本数は変わらない。今回増発する「はやぶさ」は全てE6系「スーパーこまち」との併結運転となるため、当面の最高速度も300km/hに抑えられる。

このほか、「はやて」「やまびこ」「なすの」にもE5系とE6系を追加投入する。E5系は東京~盛岡間の「はやて」1本と東京~盛岡間の「やまびこ」5本、東京~仙台間の「やまびこ」8本、東京~郡山間の「なすの」2本に投入。E6系は東京~盛岡間の「はやて」2本と東京~仙台間の「やまびこ」4本、東京~那須塩原間の「なすの」4本に投入し、E5系と併結して運転する。

この結果、東京駅を発着するE5系の列車は現在より16本多い86本、E5系とE6系の併結列車も現在より18本多い32本となる。

《レスポンス編集部》

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